紙パックで作った五角形12面体のサッカーボールです。
軽く、持ちやすい大きさなので
高齢者さんの、ボールゲームなどにいかがでしょう。
《作り方》
@基本の五角形を作る。
お手軽な作り方: 360÷5=72°
厚紙に1本の線を引き、中心を決め、分度器を使って、5分割します。
中心点から、コンパスで、半径3.75の円を描きます。
5辺をつなぎ、切り取ります。
※半径3.75は紙パックの幅に収まる大きさの五角形になります。

A型紙を作る。
基本五角形の一辺を、紙パックの折り線に合わせて書き写します。
次いで、それぞれの辺に合わせて、5枚取ります。
外側に1cmの糊代分を線引きするか、切り取ります(写真右)。
※V状の部分は同じ方向に、片側のみカットしましょう。
2枚作ります。
B折り線を付ける。
中心の五角形部分、V状の部分はしっかり折り目を付けます。
ただし、外側の糊代部分は戻る力(反発力)を残しておきます。
※ボール状に合わせた時に、くっ付きやすくするためです。

C半分の型を作る。
V状部分を寄せて、ホチキスで止めます。
※ホチキスの止め終わりが、中側になるようにしましょう。
両面テープで接着してもOKです。
外側の糊代の角度をあわせると、キレイに密着します。

D仕上げる。
片側半面の、外側に取った糊代に両面テープを貼ります。
両面テープを1ヶ所ずつ外しながら、もう半面の糊代部分と
接着していきます。
※接着部分は押さえたりして、しっかり固定しましょう。
途中までしか指先が入らないので、細い棒状のモノなど使って
固定しました。
最後の2ヶ所ほど、外側からテープで補強しましたが
接着面の何ヶ所かを部分補強しても良いです。
これで、一応、サッカーボールの完成です。

備考)
色紙などで美装する場合は、全体図を切り取った後に貼り付けます。
折り線を付けてから貼れば、後が楽になります。
全体の大きさより、1cmくらい余裕を付けて貼りましょう。
乾燥しきらないうちに
色紙を破らないように注意して、再度、折り線を付けましょう。
※外側の糊代部分は反発力を消さないように。
《用意したもの》
紙パック(2枚)、型紙用の厚紙、カッター、両面テープ、コンパスなどの道具類。